[ゆけむり通信 番外 2006]

7/6/2006
『泣かないで』

変わっていないことをどう評価するか

 観劇後、自宅に戻って、すぐに『泣かないで '97』観劇記を読んだ。 9年前に書いたものだが、核心部分は、今回抱いた感想と寸分違わなかった。

 [真夜中、復活病院の裏山(?)にある竹林(?)での、患者たちによる非常にゆっくりとした幻想的なダンス。初演でも最も印象に残ったシーンだが、今回も、期待を抱いて裏切られなかった。
 生命の尊厳。言葉にしてしまえば、そのようなものを表わしているのだと思うが、もちろん言葉では言い表わせない何かを表現したいからこそ、そして、それを表現できるからこそのダンス・シーン。歌で、と言うより歌詞で説明してしまうことの多い日本のミュージカルにあって、ここまで深い表現をダンスで行なった例は、これまでないのではないか。
 このダンスが、ミツが“なぜか”病院に残るというこの後の展開を支えている。
 いや、このダンスの存在が、このミュージカルを単なるメロドラマにしなかったと言い切ってもいい。作品の核だ。少なくとも僕は、このダンスがなければ、ここまでこの作品を支持しなかっただろう。]

 94年 4月、 97年 11月
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(12/20/2006)

Copyright ©2006 MIZUGUCHI‘Misoppa’Masahiro

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