それゲキ・アンケート篇

第 2回
NANA さんをブロードウェイへ!
Part 2

 「英語キライ・ヒコーキキライ・外国キライ」の NANA さんをブロードウェイへ行かせよう! という今回のアンケート企画の詳しい由来はこちらを、中間報告はこちらをご覧ください。
 そして今回が、締め切り後の結果報告 Part 2 。掲載は前回同様メール到着順です。

 質問は以下の通りです。

 [質問 1] 「ブロードウェイに行ってよかった!」と思ったのはどんなことですか?
 この話を聞けばきっと他の人も行きたくなるに違いない、という回答をお寄せください。

 [質問 2] 以下の 3要素の内、少なくとも 1つについて教えてください。
 a) 私はこうして英語の上達を図った。あるいは、英語なんて出来なくてもこんなに平気だった。
 b) 私はこうして飛行機嫌いを治した。あるいは、飛行機嫌いでもこんなに平気だった。
 c) 私はこうしてニューヨークの恐怖を克服した。あるいは、ニューヨークなんてこんなに平気だった。

 Part 2 初っ端は、アメリカ西海岸在住のクワストさんから。クワストさんは、お連れ合いがアメリカの方です(よね?)。

クワストさん

[質問 1]

 私はついこの間初めてブロードウェイにいったという新参者ですが、ウェストエンドと同じような、「歩いていても自然にスキップしてしまう」ような、劇場が徒歩圏内にわんさかあるという空間は稀で、もうそこにいるだけでウキウキしてきます。
 全米の役者が目指すほどブロードウェイの水準は高いのですから、質のいい作品にであえる確率は非常に高いです(はずれだってブロードウェイにはあります、でもそれはそれで面白い経験をしたと思えるのです)。
 あと、本物を見るというのは自分の中の価値観を作り上げる基準になってよろしいと思います。

[質問 2] a)

 これは私の例はあまり役に立たないから、私の母の例を使いましょう。
 私の母はとっくにシニア割引の年齢に達していますね(笑)。で、義理の息子が日本語しゃべれないから、じゃ私が英語をならうかと、区でやっている無料のカルチャーセンターに通いだして 4年になるでしょうか? カルチャーセンターのクラスといっても生徒はみなシニアですから、レベルは中学 1年生にも達していないかも知れません。でもみなさんとても楽しそうで、 3年前から無謀にも自分たちで(ツアーでなくて)ハワイ、シスコ、今年はオーストラリアに研修の旅行と称して出かけていき、充分楽しんで帰って来ます。
 要は、海外に行って楽しんでこようという気持ちがあれば、英語なんて本当に二の次だと思いますよ。

 これは反則ワザですが、私を通訳に雇ってくださっても構いません(爆笑)。
 いえ、お金はいただきません、ただホテル代を負担していただければニューヨークまで自分で飛んでミュージカル・チケットとかも手配しますから。あ、これは NANA さんに限らず、どなたにも適用します。私をブロードウェイに連れてって!

 ただし、せっかく行くからには見る作品の内容くらいは把握していないと取り残されますよね。そういうときにこそ、ミソッパさんや私のサイトで予習していってください(笑)。 CD などを買って曲に慣れしたしんでおくこともいいかもしれませんね。
宣伝になりますが(笑)、私は『シカゴ CHICAGO』布教サイトを作ってストーリーを日本語で紹介していますし、『ラグタイム RAGTIME』のあらすじもサイトの方に載せました。知っていることは懇切丁寧にお教えするのがモットーです。

 http://chicago.cjb.net & http://hello.to/neverland

[質問 2] b)

 これもね〜、私は全然飛行機怖くないのです。でも主人が……。
 リラックスするテープとか売っていますからそれを買ってみるとか、好きなミュージカルのテープ、 CD を持参するとか、手はあります。
 が、高所恐怖症でいらっしゃるのかもしれませんね。窓側に席をとらないで、今高度いくらかなんて考えなかったら、でっかいバスと同じですよ。
 気を紛らわすものを持参するのが一番かもしれません。メラトニンという処方箋なしで買える時差ぼけ予防のクスリ(ビタミン剤に近い)を飲むと、眠くなって、時差ぼけにも効くから、それもいいかも。

[質問 2] c)

 ニューヨークは、それは場所にもよりますが、劇場街はぜーんぜん怖くありません!!
 私なんて「東京みたい」なんてなつかしく思ってました。ホテルを劇場街近辺にとっておくと、夜中でも 1人で歩いても平気ですよ。地理を把握できたら怖いものなしです。
 タイムズ・スクエアを歩いている 90%の人間はあなたや私と同じようなツーリストでおのぼりさんですから、怖じ気づくことはまったくないのですよ。本当に東京の雑踏を歩いているようなものです。移動も、バス、地下鉄があるからタクシーを使う必要はほとんどないし、観劇に徹したらそれこそ全て歩きでオーケーです。
 ま、これも私を通訳に雇うと解決する問題です(笑)。 NANA さん、いつブロードウェイ行きましょうか? オリジナル・キムのリア・サロンガが『ミス・サイゴン MISS SAIGON』に来年の1月復帰するから、そのころがいいかな〜? それとも来年のトニー賞を見にいきましょうか?

 続いては、 5月の末に社員旅行でニューヨークに飛んだ(うらやましい!)くまさん(女性!)です。
 『シカゴ』来日公演は最前列中央をゲットなさったそう。

くまさん

[質問 1]

 私の場合は、アメリカ人に混じって観ることが出来たことが一番大きいかな。
 技術的なこととかはよくわからないので、そういう観点からブロードウェイの良さをお話することは私にはできませんが、あの比較的小さな小屋に、生の演奏に、(もちろん)生の芝居で、おぉっ、と私自身が鳥肌を立てて感激しているときに、周りの観客席から私とは違う表現方法でハゲシク感激が伝わってくるのがすごく嬉しかった。
 感情表現豊かな現地の芝居好きのみなさんに混じっていると、自分自身の感激も 2倍 3倍、という気分でした(日本人も結構いたような気がしますが、芝居が始まってしまうとちっとも目立ちません。だっておとなしいんだもん、私も含めて)。
 あるミュージカルをブロードウェイで観た後、(英語が苦手な私は)お話のおさらいも兼ねて日本でも観てみました。もちろん、お芝居そのものが若干見劣りしたことも否めませんけど、なんといっても観客席の反応がなさすぎてつまんなかった。ひとりで楽しんでた……だけでも、そりゃまあ十分なんですけど、うーん。

[質問 2] a)

 私の英語力は中学生程度です。だから電話で会話するのは厳しいです。でも、中学生程度の英語力でも、直接顔を見て一生懸命話せば気迫で伝わります。
 私の英語は気迫と表情で勝負、です。なんとかなるものです。

[質問 2] b)

 私も飛行機はだめ、あの機内食の匂いで気持ち悪くなります。
 なので、私は機内食もロクに食べず、持参の柿ピーと機内で頂くビールが命。乗る前の日まで仕事を徹底的にやって睡眠不足にし、柿ピーとビールで無理矢理気持ち良くして爆睡モードに入ります。朝食で叩き起こされても、食べずにまた寝る。
 で、ついてからしっかりその時間帯にあった食事をすると、経験上では時差ぼけも少ないようです。

[質問 2] c)

 怖いのは今やニューヨークも日本も同じでは? とも思いますが、私は怖い目にあったことがまだないのでなんとも言えません。ごめんなさい。
 今年に入って初めて行ったので、新宿とかよりよほどホームレスも少なく、どこにでもおまわりさんが立っていて安心なムードでしたけど。今のような経済的にリッチな時期に出かけた方がより安全なのかも。ニューヨークのバブルもそろそろ終わりっぽい雰囲気ですし……。

 次は、大阪在住のなかたにさんです。
 8月末から 9月の頭にかけてニューヨークを楽しんでらっしゃいました。

なかたに さん

[質問 1]

 何より毎日毎晩ミュージカルが観れる! それに尽きます。
 わたしとしては全部が生オケというのにまず感激! トニー賞をとった俳優さんをこの目で観れた感動! もちろんセリフ・歌は英語で、ほとんど理解できないけど、感動して涙が出ました。あらすじも知らずに観た『シカゴ』にすっかりはまってしまい、東京公演も観に行こうと思ったくらいです。
 あんなにぜいたくな 1週間は今までにありませんでした。

[質問 2] a)

 わたしの英語力は中学止まりです。が、これまで何度かアメリカに行ってますが、とりたてて不自由な思いをしたことはありません。
 何かを買う時には指差し作戦ですし、「Hi!」とか「Thank you.」とか簡単な英語でもなんとかなるものです。わたしが話した英語は「How much?」とか「This one please.」「Check-out please.」とかそのくらいです。

 (実は、今回ニューヨークへ行くまでは、「こんなもんでいけるから英語なんて勉強しなくてもいいや」と思ってましたが、180度考えが変わりました。で、今、中学英語の復習から始めています。 NANA さんも行ってみれば考えが変わるかもしれませんよ。)

 ツアーで行けば大抵添乗員さんや現地係員さんがいて、日本人の方あるいは日本語ができる外国人の方がいて、手続きとかは一切してくださるので安心です。
 ツアーでも全行程フリーのものもあるので、そういうので行けば自由旅行気分でありながら手続き等は係の方がしてくださって、安心&楽ちんですよ。
 わたしは飛行機が好きなので、どこの航空会社でも平気ですが、やはり外資系の航空会社は日本人スタッフ(もしくは日本語が話せる)はあんまり乗っていないので、 JAL なり ANA とかで行かれるのがよいかもしれません。

 こんな感じでしょうか。
 とにかく行ってみて、実際にニューヨークを体験して欲しいです。それだけミュージカルがお好きなのに、ブロードウェイに行かないなんてもったいない! どなたかも書いてらっしゃいましたが、行きたいという気持ちは「 3嫌い」に勝つと思います!!

 締め切り直後に滑り込みで送ってくださったアメジストさんが、今回のアンカー回答者です。

アメジストさん

[質問 1]

 ・ブロードウェイのミュージカルが“どう凄いのか”がわかった事。
 ・日本のミュージカルのレベルについても、客観的な視点が持てる様になる事。
 個人的には、「さすがは本場! 凄過ぎる……」「日本も捨てたものじゃない!」……作品によって両方感じられた事も収穫でした。
 ・ミュージカルファンにとって、ブロードウェイはウェストエンドと共に憧れの地です。ミュージカルの看板が目に入ってくる度に、大型作品が上演されている劇場が連なる密度の濃い空間にいる事が夢のように感じられて、とにかくそれが幸せだった!

[質問 2] a)

 ・そこそこでも英語の出来る人を連れて行って、その人の後ろに引っ付いて行動する。
 ・話しかけられた言葉が理解出来ない時は笑って誤魔化すか、顔一杯に「?」を浮かべてやり過ごす(笑)。
 ・知っている単語を並べれば案外通じる事もあるし、英語が不得意とわかればゆっくり話してくれる人も多いように思いました。アメリカ人は下手な英語にも意外と寛容!?

[質問 2] b)

 ・離着陸時→窓の外から気を逸らすために、雑誌を読むか寝た振りを決め込む! または、いかにも「乗り慣れていそうな」サラリーマンのおじさまの動じない態度を見て安心する。
 ・揺れが激しい時→この物体は空を飛んでいるんじゃなくて、地上を走っているんだ! と暗示をかける。
 ・不安感を煽るような映画は観ない(笑)。

[質問 2] c)

 ・ラッキーだったのかもしれませんが、人通りが多い場所を動き回っていたせいか、昼夜共、危ない目には遭わずにすみました( 1人ではなかったとはいえ、夜、劇場から歩いて帰れるとは思わなかったし……。因みにブロードウェイトとは関係がありませんが、SOHO や NOLITA 等では警官が歩き回っていて、怪しい人は寄せ付けないといった雰囲気でした)。
 何か野心を持って訪れたのではなく、あくまでも一観光客として降り立ったので、かえって日本より気楽に行動出来た。それが自分でも結構意外でした(これは独自過ぎる感想かもしれませんが。/笑)。
 ただ、マンハッタンの道を行く人は皆、歩調が速い! 昼間でも、道の途中でちょっと立ち止まって通りの名前を確認したり、のんびり歩いていたりすると、「何だこの人は!?」という目で見られがちで(笑)、迷った時はどこかお店に入って地図を確認するか、日本人を見つけて道を訊くのが得策かな、と思いました。(私も日本人のおじさんに突然高島屋の場所を訊かれてしまった……/笑)。
 宿泊したホテルは私も「ゴーハム」でした( KENJI さんも利用されたのですね)。 KENJI さんも書かれていた通り、割と小ぢんまりしていて、小さいながらも清潔感のあるホテルで、お薦めです(またいつか行く機会があれば利用したいなぁ……)。

 最後に、蛇足ですが、「お前はどうなんだ?」というご質問をいただいているので、僕自身の回答を簡単に書いてみます。

ミソッパ

[質問 1]

 ホンモノに出会えたこと。
 ことミュージカルに関しては、最高のものはブロードウェイに行かないと観られない(微妙な話ですが、自分たちが作り上げたという誇りからかアメリカではミュージカルに対する深い愛情を感じますが、ロンドンではミュージック・ホールへの偏見を受け継いでいるのか、観客がミュージカルをやや軽視する傾向があり、作る側にも一部安易な姿勢が見受けられます)。
 どんなジャンルでもそうですが、最高のものに出会うと、出会ったこちらの意識が変わります。それがいちばんの喜びです。

[質問 2] a)

 高校卒業以来、英語の勉強をしていなかった僕は、初めてニューヨークへ行くにあたって、「小林克也のアメリ缶」を買いました(笑)。これ、舞台がニューヨークなので、行った時のことを想像しながら練習出来るのがまず楽しく、丸暗記しちゃえば日常会話には困りません。
 今でも売ってるんだろうか? なんなら僕のを差し上げますよ。

[質問 2] b)

 初めての海外旅行では飛行機の中でも段取りがわからないので、緊張して眠れないと思います。ですから……。
 1) 必要な書類は搭乗前に全て書き込んでおく。
 2) 機内での段取りをあらかじめ誰かに確認しておく。

 ってのがいいんじゃないでしょうか。

 で、乗り込んでからは……。
 もし 1人なら、なんらかの方法(酒・クスリ、睡眠用目隠しも結構有効)で寝ちまう。
 2人以上ならゲーム。安いレートでも賭けると、熱くなってアッという間にニューヨークです。

[質問 2] c)

 ニューヨーク、特に劇場街がかなり安全になってきているのは間違いありません。それでも初めての時は緊張するでしょうし、混乱することもあるかもしれません。
 そこで提案。
 1) 目的を観劇に絞る。
 2) 劇場街のホテルに泊まる。

 これで、不測の事態ってやつは 99パーセント回避できるはずです。

 以上、アンケート結果発表 Part 2 でした。 Part 1 も含め、 11人のみなさん本当にありがとうございました。
 内容は様々でしたが、ブロードウェイを体験したら他の人にも勧めたくなるというのは共通のようで、うれしい限りです。
 しかし、自分で言い出しといてなんなんですが、面白い企画だった(笑)。これも NANA さんのおかげです(笑)。

 さあ、 NANA さんの反応が楽しみだ。

(11/2/1998)

Copyright ©1998 Masahiro‘Misoppa’Mizuguchi

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