それぞれの人生それぞれのゲキもは!

ENO さんの場合 3

 高校教師 ENO さんから、ニューヨークへのラヴレターが届きました。

「ニューヨーク!ニューヨーク!」

 昨日、沖縄から帰ってきました。修学旅行の引率で行った沖縄は、どこもかしこもガラガラでした。 6割近くの学校が沖縄への修学旅行を中止したとのこと。
 3年前、ブロードウェイに行くことができたのは、実は、沖縄への修学旅行の引率から思いがけず外れたからでした。ところが何の因果か、例の事件がニューヨークでおこり、ウチの学校でも出発のギリギリまで行くか行かないかで、頭を悩ませました。

 沖縄出発の前々日、日生劇場で『ジキルとハイド JEKYLL & HYDE』を観ました。 3年前、念願のブロードウェイ行きで選択肢のひとつにのせた作品です。その後、とてもじゃないがニューヨークに行くような機会もなく、今回の上演には、多少、不安(?)もありましたが、もう、とにかく観たくなって出かけました。
 やっぱりミュージカルはいいですね。主役の方の歌がアレだったり、有名な歌手の方の演技がまるっきりアレだったりと、不満は無くはないですが、とにかく『ジキルとハイド』というミュージカルを観ることができて、感激しました。
 「団子ねえさん」なんて、ひどいあだなをつけられている方の歌が、素晴らしかったです。久しぶりに、ミュージカルで歌に聞き惚れるという経験をしました。
 ああ、ブロードウェイに行きたい!

 3年前の初体験記でミソッパさんを「感動」させた一言を発した女房も、今のところ「ニューヨークだけは駄目」という感じで、やはり私自身も、家族持ちとしては万が一を考えざるを得ません。沖縄は仕事でしたからね。
 『ジキルとハイド』から帰宅した夜、日比谷に向かう前に HMVで買った CD、ライザ・ミネリ Liza Minnelli の『カーネギーホール・コンサート』をひとりで聴きました。最後は、あの「ニューヨーク、ニューヨーク New York, New York」で幕を閉じます。
 ライザの「ニューヨーク!ニューヨーク!」と歌い上げる熱唱を聞きながら、ミュージカル好きの中年男がブロードウェイに行くような酔狂な真似ができる、平和な世の中が復活することを切に願いました。

 最後が「ニューヨーク、ニューヨーク」ってことは(って、ライザの CDの話ですが)、資料によると 87年のカーネギー・ホール・ライヴだと思いますが、 2枚組の方ですか? それとも 1枚だけのハイライト盤?  2枚組がまだ出てるんなら、買おうかな。
 それはともかく、 ENO さん、 [平和な世の中] を願うのは僕も同じですが、 [ミュージカル好きの中年男がブロードウェイに行くような酔狂な真似] って、僕の立場はどうなるんでしょう(笑)。
 まあ、一見平和に見えてはいても、これまでも世界は危険をはらんでいたし、これからも同じ、というのが僕の見解です。ちょっと乱暴な言い方かもしれませんが。
 あるいは、乱暴なのは僕の生き方かもしれませんね(笑)。

 ENO さん、ありがとうございました。奥様によろしく(笑)。

(11/20/2001)

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