それぞれの人生それぞれのゲキもは!

Ayako さんの場合

 会社のパソコンで“遠慮がちに”のぞいてくださっていた札幌の Ayakoさんが、ご自身のパソコンを購入した記念に、昨年秋のニューヨーク観劇ツアーの報告を送ってくださいました。

 「ゲキもは」を読んでますと皆さんミュージカル歴が長い方ばかりのようですが、私のミュージカル歴はまだほんの 4年。 1997年秋にロンドンで『オペラ座の怪人 THE PHANTOM OF THE OPERA』を観たのが最初です。
 それまではミュージカルといえば劇団四季と思ってまして、そのイメージから、ずっと敬遠してました。赤毛のカツラなど、日本人が欧米人の風貌をする不自然さと、元は英語詞の歌を日本語訳にするというのが、なんとなくしっくりこなかったのです(これは私の個人的な趣味です。四季のミュージカルが好きな方お許しください!)。
 ですから、ロンドン旅行に一緒に行くことになった友達から『オペラ座の怪人』を観たいといわれた時は、正直、戸惑ってしまいました。ところが、いざ観劇してみると、すっかりミュージカル・フアン、というより、その時は『オペラ座の怪人』フアンになってしまいました。友達の証言によりますと、その晩寝言で「マスカレード」を歌っていたとか……。
 さて、その翌年、ミュージカルを観ることを最大の目的に、初めてニューヨークへ行き、すっかり味をしめた『オペラ座の怪人』を再び観ました。
 さらに、翌 1999年 9月末には 2度目のニューヨーク旅行。これは完璧にミュージカルが目的でした。5泊 7日でしたので 6本が目標でしたが、諸事情で 4本が限界となり少々不満でした。やはりそのときも『オペラ座の怪人』を観、他は『スカーレット・ピンパーネル THE SCARLET PIMPERNEL』『ジキル&ハイド JEKYLL & HYDE』『シカゴ CHICAGO』の 3本でした。

 そして昨年 9月末、 3度目のニューヨーク。
 今回もミュージカル観劇が目的。といいながら、 5泊 7日の旅行中 1日ナイアガラ・ツアーを入れてしまい、さらに最終日ディナークルーズを入れてしまったことから、結局 3本になってしまいました。
 3本しか観れないということになると迷います。『レント RENT』も観てみたい、『フォッシー FOSSE』『シカゴ』も観たい、『ジキル&ハイド』も……。とりあえず過去 3年連続観た『オペラ座の怪人』は外すことに。

 最初の一本は、昨年、初めて観て気に入った『ジキル&ハイド』に決定。
 ところが、劇場前に行ってびっくり。「主演セバスチャン・バック Sebastian Back」!? もしかして元スキッド・ロウ Skid Row のボーカルじゃあ……。開演して 2度びっくり! やっぱりスキッド・ロウだ!
 ミュージカルであってミュージカルではない歌唱法。ハード・ロックのボーカルですもんねえ。違って当たり前です。ミュージカルとしてみると、歌唱力には疑問が残り、ロック・オペラ色が強く、最初はしっくりこなかったんですが、徐々にこれもまたいいかなと。パフォーマンスがまた派手。歌唱力より魅せることに力を入れているといった感じでした。
 ですが、顔が美しい。許せてしまいそうな美しさ。クライマックスが終わりフィナーレでは、彼のファンの女性たちのキャーーーー!! という声があちらこちらであがり、オキテ破りのカメラのフラッシュがたかれてました。これはライブ会場か!? といった感じで、こんなミーハーなノリのミュージカル初めてでした。
 スキッド・ロウ時代の彼のファンだった友人は、「こんなことならカメラを持ってくるんだった……」としきりに悔しがってました。閉演後、外の看板の大写真の前で彼と一緒に写真に収まったのは言うまでもありません。
 どうやら、セバスチャン・バックの『ジキル&ハイド』はあと 2日で終了ということで満員御礼だったようです。
 バトンタッチするのは、なんとあのナイトライダーのデビット・ハッセルホフ!! 彼は歌えるのか? という素朴な疑問を抱きました。テレビコマーシャルで見た限りは、とっても無理のある舞台になってましたが、どなたか彼の『ジキル&ハイド』観た方いらっしゃいませんか?

 さて、翌日の 1本はテレビのミュージカル情報で観た『リヴァーダンス RIVERDANCE』に興味をそそられ決定。
 マチネのチケットだったのですが、前日に買ったにもかかわらず空席が多く、舞台がとてもよく見える席を選ぶことができました。
 となりはアトランタからきたという老夫婦で、ご主人のほうは日本の某薬品メーカーの支店に勤務していたとか。奥様のほうがミュージカル大好きということで、我々と同じく『ジキル&ハイド』も気に入ってるらしく、しばし話が盛り上がりました。
 『リヴァーダンス』にはマスダトキコさんという日本人が出演しているとも教えてくれたので、注目してみることにしました。個人的な意見をいうと、やっぱり、日本人でブロードウエイの舞台に立つということはすごい努力の結果だと思います(余談ですが、アイリッシュダンスに興味を抱いたので帰国後ホームページを検索していたら、マスダトキコさんのお父様がつくっているホームページがありましたよ)。
 内容としては、一列になって踊るアイリッシュダンスが圧巻でした。それぞれの国がダンスによって融合していくという、包み込むような壮大さがあるミュージカルだなといった感想を持ちました。

 最後の 3本目。ただ単に、毎日タイムズスクエアを歩いていてあの「フィーバーポーズ(?)」の巨大な広告が気になっていたというだけの理由で『サタデー・ナイト・フィーバー SATURDAY NIGHT FEVER』に決定。
 これも舞台からちょうどよい距離のよく見える席をとることができました。
 正直いって、あんまり期待していなかったんです。感動を求めなければ楽しめる 1本とゆうような予想で。
 でも、まさにそのとおりでした。感動はないですが、ノリで楽しめました。会場全体がそれこそ「フィーバー」状態で、最後は観客全員立ち上がって踊りまくりのフィナーレ。観客もそんなノリを楽しみに来ているといった感じです。最後に出演者が左端から順番にフィーバーポーズを決めていくサマは不覚にもうけてしまいました。最初から期待してなかったせいか、逆にそんなノリに満足した 1本でした。

 昨年の旅行でようやくわかったことは、チケットは日本から買わなくとも現地調達で十分間に合うということでした(人気のものはのぞきますが。例えば『ライオン・キング THE LION KING』)。
 そして、どなたかが「ゲキもは」で書いていらっしゃいましたが、日本人に多く会うショウとそうでないのとがあるということに、私も気づきました。これまで『オペラ座の怪人』では多くの日本人に会いましたが、他の劇場では見かけても 1、 2組。『スカーレット・ピンパーネル』『リヴァーダンス』の時は、日本人の方は見かけませんでした。
 やはり、ガイドブックに乗っているミュージカルがとっつきやすいのでしょうか。先入観にとらわれずにもっとチャレンジしてみると、また違った楽しさが得られるかもしれないですよね。
 とゆうことで、これからも 1本でも多く観たいと思ってます。
 その前に、札幌にももっとたくさん来日ミュージカルが来てくれることを切に願います。関係者の方、ぜひぜひお願いしまーす!

 ところで、ホテルのテレビのミュージカル情報をみていたら、その年の夏にタイムズスクエアでミュージカルのイベントがあった模様。様々なミュージカルの主役クラスがメインの曲を歌うというイベントだったようなのですが、「もっと早く知っていたらその時期に合わせてきたのに!」と、友人と 2人で悔しがってしまいました。
 どなたかこのイベントを実際に観た方いらっしゃいませんか?

 タイムズスクエアで行われたイヴェントというのは、『ブロードウェイ・オン・ブロードウェイ BROADWAY ON BROADWAY』のことですね。何年か前から毎年、その時期(昨年は 9月 10日)にやってます。トニー賞直前に、やはり毎年シューバート・アリーで行われる『スターズ・イン・ジ・アリー STARS IN THE ALLEY』の拡大版といったところでしょうか。
 こうしたイヴェントに合わせて渡米するのは、確かに楽しいはず。みなさんもぜひどうぞ。

 Ayako さん、ありがとうございました。

(5/21/2001)

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