それぞれの人生それぞれのゲキもは!

美絵さんの場合

 “どこにいても何もせん業主婦”(笑)を名乗る美絵さんの、ミュージカル中毒初期症状報告です。

 私は、主人の仕事の関係でアメリカのメリーランド州に住んでいます。
 それまで全くミュージカルに触れることもありませんでしたが、ある日テレビで『キャッツ』(たぶんビデオの発売を記念して宣伝も兼ねて放送されていたと思われる)を観て、ふと「あ、そういえばここってアメリカだったのだわ。おまけに東海岸じゃん。ってことはブロードウェイも近いんじゃ〜ん」と思いました。
 思いはじめたら興味は湧き、意識の網にひっかかるものですね。なんと近場のナショナルシアターに『キャッツ』が来ることが判明。主人を説き伏せて、生『キャッツ』&ミュージカル初体験を慣行。「やっぱり生はいいじゃん。でも、違うスタッフでも観たい」という欲張りな気持ちがふつふつと沸いてきました。
 これって「ゲキもは」の入口の入口ということでしょうか?

 ブロードウエイで『キャッツ』を観たいという私の意見に主人はひと言、「何で 1回観たのを観る必要があるのか?」と却下。
 そうなんです。私たちびんぼなのを忘れてました。 2年の予定でこちらに来ているのですが、主人は交換研究者で薄給の身。それほど贅沢はできません。
 でも、やっぱり観たい。
 その後、同じものでなければとの許可を得、『オズの魔法使い』(ナショナルシアター)、『スモーキー・ジョーズ・カフェ』(ブロードウエイ)を観ました。ニューヨークまで行ったのですが贅沢はできず、半額チケットの『スモーキー・ジョーズ・カフェ』のみで我慢です。

 でも、網を張っていればチャンスは訪れるもの。
 ある日、市政だより(のようなもの)を眺めていたら、なんと市主催でブロードウェイのミュージカル・ツアーがあるではないですか! それも『ライオン・キング』です。もう、これを逃す手はありません。 $310で交通費、食事、宿泊、チケット代という願ってもない条件。速攻で申し込みです。
 今一番チケット入手困難なミュージカルの『ライオン・キング』ということで「本当にチケット確保できてるのかしら? お役所だし」という不安があったのですが、何とメザニンの前から 5列目でした。
 ホテルもノボテル・ホテルと、ロケーションばっちり。ディナーもカジュアルなフレンチでまあまあでしたし、ツアーで一緒になったぢぢばばたちとも(なぜか私たち以外はほとんどぢぢばばカップル)楽しくお話(こちらは身振り手振りの片言のえーごですが)もできて楽しい旅でした。
 お役所仕事もすてたものではありません。

 網は張り続けるものです。もう 1度 7月に、市の主催で日帰りの『ライオン・キング』ツアーを発見。主人には案の定、「なんでまた同じのを観る?」という非難を受けていますが、申し込んで手付けを払ってしまえばこっちのものだと、明日にでも申し込みに行ってこようかと企んでます。

 さすが、「主人の物は私の物 私の物は私だけの物」がモットーの美絵さん。このままとことんミュージカル・ライフにハマりそうですね(笑)。
 しかし、市主催のミュージカル観劇ツアーとは、さすがアメリカ。団体セールスの裏側も垣間見られて興味深かったです。

 美絵さん、ありがとうございました。

(3/2/2000)

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