それぞれの人生それぞれのゲキもは!

Tanabe さんの場合

●第1幕

 tkts で『レ・ミゼラブル LES MISERABLES』のチケットを買ったときの話です。
 たしか 60ドルと言われたので T/C の 50ドル1枚と 20ドル1枚で払ったところ、40ドルのおつりが来ました。50ドル2枚とまちがえたようです。

 その後は言うまでもありません。タイムズスクエアを走って逃げました。

●第2幕

 予算とロケーションを考えてホテルはミルフォードプラザを取ってありました。
 夕方になると時差ぼけのせいか眠くなるので仮眠を取りました。目が覚めると開演3分前(7時 57分)です。すぐ着替えて走って行き、8時ちょうどに着きました(セーフ)。

 『レ・ミゼラブル』の場合は最後はいつもスタンディングオベーション。気分も最高に達したところで、この日は幕がまた上がり、「ブロードウェイ数十周年で募金をお願いします」とアナウンスがあってキャストが客席に降りてきました。
 「ラッキー」と思い、2階席にいた私達は急いでオーケストラ席に降りて行きました。
 女優の前まで来たのですが、1m向こうにいるのはコゼット役の超美人。心臓はどきどき、目も合わせられない。
 すると、サイン入りの写真をポーズを付けて差し出しながら、彼女が言ったのです。

 「カッテクダサイ」
 「え・:*^:・゜`☆、。・:*:・゜`」

 「はうまっち?」
 「20ダラー」

 ところが、寝ぼけて出てきた為に財布を忘れていて、ポケットにはさっき座席の下で拾った 50セントしか有りません。

 その後は言うまでもありません。「そーりー」と言って、50セントを寄付してすごすごと帰りました。

 『レ・ミゼラブル』にふさわしい因果応報話です。感動しました(笑)。
 寝過ごしそうになって駆けつけるのがオチの伏線になってるあたり、ニクい! こちらの僕と違って開演に間に合うあたりが、さらにニクい(間に合ったのは Tanabe さんがアスリートだからではなく、ホテルと劇場が激近だから。でも速い!)。
 だけど、よく読むと、最後に寄付した 50セントは拾ったものなんだから、全然因果応報になってない(笑)。
 次回のブロードウェイでは、劇場でやってる BROADWAY CARES / EQUITY FIGHTS AIDS の募金に、得した 30ドルを寄付してくださいね!

 Tanabe さん、ありがとうございました(Tanabe さんのサイトには美しいステンドグラスの画像がいっぱいです)。

(4/9/1998)

Copyright ©1998 Masahiro‘Misoppa’Mizuguchi

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