HARLEM SONG Ad at West 4th St. Station 7/11/2002

[ゆけむり通信Vol.48]

7/8-7/11/2002


 ブロードウェイ・ミュージカル『太平洋序曲』の刺激的な日本初(翻訳)上演を観たのは、 2000年 10月のこと。それが今度は、再び海を渡ってニューヨークで、しかも日本語のまま上演されるという。こんな機会はめったにないので急きょ駆けつけたが、期待に違わない貴重な体験となった(詳しくは観劇記で)。公演(初日)を観た翌日の昼間には作者であるソンダイムとワイドマンの公開シンポジウムもあり、こちらもめったにないことだと果敢に参観。半分以上は把握出来ないながらも(笑)、興味深く討論に耳を傾けた。
 と、当面の目的は充分に達成しつつ、残る時間は(リヴァイヴァル版『イントゥ・ザ・ウッズ』の再見以外は)オフの新作巡りに費やす。ざっと紹介すると――。
 『王子と乞食』は、マーク・トウェインの例の小説を正攻法でミュージカル化。目新しさはないが、かっちり作られていて、楽しい。『レッド・ホット・ママ』は、実在のエンターテイナーの半生をその持ち歌で綴るという、過去にも例の多いスタイルのショウ。俎上に載るのは、ヴォードヴィルなどで活躍した歌手ソフィ・タッカーで、彼女と似たエネルギッシュなタイプの女優が自ら脚本も書き、ピアノ・トリオを従えて 1人で演じる。そして、『サンダー・ノッキング・オン・ザ・ドア』は、ちょっと変わったオカルト・ブルーズ・ミュージカル(笑)。役者のレヴェルも高く、ブラック・ミュージックが好きなら一見の価値あり。ちなみに、楽曲作者の 1人は日本でも人気の高いブルーズ・マン、ケブ・モー。
 月曜到着だったので滞在中マティネーが 1回しかないのが残念だったが、その代わりに、上記のシンポジウムや、『ブロードウェイ・イン・ブライアント・パーク』という(夏の間毎木曜の午後にやっているらしい)ミュージカル出演者による屋外コンサートなどを体験。楽しく過ごした。とはいえ、その屋外コンサート、僕が観た 11日に歌われたのは『オクラホマ!』『レ・ミゼラブル』『オペラ座の怪人』からのナンバーで、当然のように後者 2作からはフォンテーヌやエポニーヌやクリスティーンやファントムや、という有名どころが登場したわけだが、僕には豚に真珠。そうした作品のファンなら大喜びするだろうところを、役者の顔を見ても誰が誰やら状態(今出てる人かどうかもわからない)。ちょっと申し訳ない気分でした。

(7/15/2002)

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