I LOVE NY THEATER Ad at Times Square 10/5/2001

[ゆけむり通信Vol.44]

10/4-10/7/2001


 第 2次大戦中も歌舞音曲の類が途絶えることはなかったというブロードウェイが、異例の全面クローズを 2日間(9月 11日〜 12日)にわたって余儀なくされたワールド・トレード・センターへの旅客機突入事件から約ひと月。劇場街の様子はどうなのか。それ以前に、観光客としてマンハッタンを訪れることの実感はどうなのか。そんなことを確かめようと、急遽向かったニューヨーク。
 出発時の成田での手荷物チェックこそ厳しかったものの、到着したニューヨークは、とりあえず平穏無事。聞くところによると、事件後 1週間ぐらいは、ターバンを巻いたタクシー運転手が逆乗車拒否をされたり、ひどい時には暴行にあったりということもあり、そう言えば、そういう運転手のタクシーを見ないなあなどという変化はあるけれども(それって怖いけどね)、一応の落ち着きは取り戻しているように見えた。
 ことに劇場街は、上の写真にもあるように、ジュリアーニ市長が率先して“観劇キャンペーン”をはったせいか、はたまたニューヨーカーの“ゲキもは”魂に火が着いたのか、 tktsは連日長蛇の列。窓口で「『プロデューサーズ』 2枚」とかって言ったりするオトボケ国内観光客もいるにはいるが、いつもよりはコアな客の数が多い様子で、ダフィスクエア(タイムズスクエアの北側)はにぎわいを見せていた。
 今回、実は、ブロードウェイの新作がまだ出そろわず、とりあえずロンドンに行こうかなどと思っていたところに事件が起きた。で、ニューヨーク観光客激減のニュースを聞き、こんな時に行かなくてどうするとばかりに出かけたのだが、やっぱ行ってよかった、というのが正直な感想。
 オフからオンに移って(よく、「上がって」と言う表現を見かけるが、別にオンとオフは上下関係ではないんでね)依然人気の高い『ユーリン・タウン』こそ観られなかったものの(14日までソールドアウト! なので悪あがきせずに 11月に観ます)、プレヴュー中のスーザン・ストロマンの意欲作(『ザウ・シャルト・ノット』)、オフの話題作(『ティック、ティック…ブーン!』『リーファ・マッドネス』『ラヴ、ジャニス』)、そしてなにより、いつもは新作にかまけて(笑)再見する機会の少ないオンのロングラン作品(『ザ・ミュージック・マン』『キス・ミー・ケイト』)を観ることが出来て、大満足。どんな時でも笑いのめしてシャレのめすアメリカ演劇界のヴァイタリティとエネルギーに、改めて畏敬の念を抱いた。
 とは言え、ニューヨークの劇場街が今後どうなっていくのか、営業的な見地からすれば全く予断を許さないというのがホントのところだろう。
 まあ、それはそれとして(と奥田民生風に言えば)、日本のミュージカル、これからどうよ?

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