劇場通いを止めるのはもはや死ぬときだ!


ミネリ・オン・ Y2K の危険な関係

 こちらに書いたように 12月 1日から 1月 2日にかけて、ライザ・ミネリ Liza Minnelli が、父ヴィンセント・ミネリ Vincente Minnelli が監督した映画のナンバーを歌う(そして踊る?)ショウを行なう。題して、『ミネリ・オン・ミネリ MINNELLI ON MINNELLI』
 いろいろ考えたあげく、やっぱ、“バンド・ワゴン”をサイト名に掲げている者として、これは観に行くしかないだろう。心はそう傾いた(映画『バンド・ワゴン THE BAND WAGON』はミネリ監督作品)。

 じゃあ、いつにするか。
 さすがの無責任社員といえども年内に休むのは厳しいし、かと言って、今年の年越しを外国で体験するのは、さすがにちょっと怖い(アメリカの 2000年問題が日本よりヤバいという意味ではなく、何か起こった時に対処に困るという意味)。
 とすると選択肢は限られる。 2000年の 1月 1日か 2日だ。

 で、まず、ニューヨークの MiL にメールを送ってチケットの売れ行きを問い合わせたところ、――『ミネリ・オン・ミネリ』の広報担当者から「窓口売り出しはまだだが、既にソールドアウトに近い状態だ」と聞いたので自分たちもオンラインで購入した――、という返事。
 おいおい、と思いながら、 [チケットマスター] に接続してみると、 1日の分は買えるが、 2日のチケットはオンライン販売していない様子。もっとも、最終日の 2日は昼公演のみなので、ノースウェスト利用者としては、どちらにしても 1日入りする他ないのだが。
 実は、この公演を観ようと考える以前から、正月は 4日からニューヨークへ行くつもりで宿も押さえてあった。それを 3日早めるかどうか。
 結論から言うと、がまん出来ずに 1日のチケットをオンライン購入してしまい、宿も追加で予約したのだが、しかし、これには次の 3つの大きなリスクが伴うのであった――というのが今回この話が「ゲキもは」話になるゆえん。

 第 1のリスクは、航空運賃と宿代。 1日出発は 4日出発よりも 2万円も高いし、 3日までは宿代も割高になっている。しかし、これはまあ、 3日早く行かれるということと引き替えだから、リスクとは言わないかもしれない。でも、懐痛い。
 第 2のリスクは、 2000年問題余波。つまり、 1日に乗るべき飛行機の成田到着が遅れたり、ひどければ着かなかったり、なんてことが考えられないわけではないということ。突き詰めれば、ニューヨーク時間の午後 8時に劇場に到着出来るかどうかが怪しくなる可能性が高い、ということだ。しかし、これも、窓口発売開始後、 2日のチケットが押さえられれば、ある程度は解消出来るリスクだ。
 しかし、第 3のリスクは、万が一起こった場合どうしようもない。ライザ・ミネリの不調だ。なにしろ、前回出演した昨年 9月のショウ『マイ・フェイヴァリット・ブロードウェイ MY FAVORITE BROADWAY』では、まるで声が出なかったんだから。

 実は、第 2のリスクも解消の可能性は低いと思うのだ。千秋楽のチケットをオンライン販売しないってことは、何か特別なルートでしか買えなくなってるとも考えられるから。
 ともあれ、そうした不確定要素の数々に目をつぶってでも身銭を切って劇場に足を運ぶ、これぞ「ゲキもは」の鑑!
 って、自分で言ってろって感じですか(笑)。

 でも、当たるとすごい、って牛乳じゃないけど(笑)、『ミネリ・オン・ミネリ』という企画は素敵だと思う。
 初日の劇評がこんなに気になる公演も初めて。頼むよ、ライザ!

(11/19/1999)

Copyright ©1999 Masahiro‘Misoppa’Mizuguchi

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