Hong Kong Rhapsody
Once More

『香港ラプソディー』再演委員会 Vol.6

過去の『香港ラプソディー』再演委員会報告はVol.1Vol.2Vol.3Vol.4Vol.5でご覧ください。

 久々の再演が目前に迫った『アイ・ガット・マーマン I GOT MERMAN』を 87年に観て、強く感動された NANA さんから、メッセージをいただきました。

 『香港ラプソディー』の件、本当に良かったですね。
 93年当時の私は、まだ「舞台ミュージカル」や「日本のオリジナル・ミュージカル」にアレルギーを持っていた頃でした。『香港ラプソディー』の上演も亜門さんの事務所の DM で知っていましたが、触手が動きませんでした。
 こんな理由で観ていなく、上演委員会に賛同できる立場ではないのですが、今までの流れから、「世に出るのが早すぎたミュージカル」だと思っています。

 当時の私にとって、ミュージカルといえばアメリカ、ニューヨーク、或いはロンドンと「西洋」というイメージが強く(例えば『アイ・ガット・マーマン』というオリジナルがあれど題材はアメリカ人ですから、私にとってはこれも同列に入っていました)、アジアを取り上げる事はもちろん、「オリジナル・ミュージカル」の必要性が全く判っていませんでした。
 そんな事を考えると、当時って、今よりももっと(私を含めた)観客の見る目が養われていなかったと思うんです。

 私が年を取って知恵をつけたからそう思うだけかも知れませんが……亜門さんは今までの日本の演出家とは違う演出家です。彼の登場が早すぎたとは言いませんが、当時の彼の考えに時代が全然追いついていなかったんだと思うんです。
 今やっと、時代が彼に追いついてきた、そんな気がします(評価しすぎ!?)。
 だから、これから再演されたら、もっとちゃんとした評価が受けられるんじゃないかな、って思っています。
 本当に 1日も早く上演されるといいですね。

 『香港ラプソディー』に対する僕の個人的評価は、大傑作というわけではありません。日本のオリジナル・ミュージカルとして様々な可能性を抱えた、水準の高い作品だったのだと思います。その意味では、“早すぎた”と言えるかもしれません。
 その可能性を再評価して、日本のオリジナル・ミュージカルの明日に生かすためにも、再演が実現してほしい。
 でも、もしかしたら再演の舞台は大傑作に変身しているかもしれない。それはそれで楽しみですね。

 NANA さん、メッセージありがとうございました。

(9/12/1999)

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Copyright ©1999 Masahiro‘Misoppa’Mizuguchi

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