チケットを手に入れる

 なにはともあれ、チケットを手に入れよう。

 チケット入手方法は、大きく分けて 3通りあります。

  1. 予約する
  2. 劇場窓口で買う
  3. tkts で半額で買う
 で、ですね。
 特に人気の 1、 2本以外はニューヨークに着いてから劇場窓口で買えます。
 さらに言うと、その内の大半は当日半額で買えます。
 まずは、その辺を頭に置いておいてください。詳しくはあとで書きます。
 

1) 予約する

 旅行会社やホテルのコンシェルジュに頼むと高くつく。国際電話での予約なんてのは今や論外。もちろん、インターネット予約がオススメです。

 ブロードウェイのチケットは、ほとんどが、[テレチャージ Telecharge][チケットマスター Ticketmaster] で予約できます。
 いきなり、これらのサイトに飛んでも OK ですが、まずは [Playbill On-Line] のサイトを開いてみましょう。

 左端の帯の部分に [LISTINGS] という項目がありますので、そこの [Broadway] (オフを観たい場合は [Off Broadway] )をクリックしてください。その時点で上演の確定している(もちろん上演中も含めて)演目のリストが表示されます。
 このリストを元にして観劇予定を組むといいと思います。
 リストの右端に、[Buy Tickets] というボタンがあれば、それをクリック。 [テレチャージ] のサイトが開いて、そこでチケットが買えます。
 [Buy Tickets] のボタンがなかったら、観たい演目の作品名をクリックしてください。詳しいデータが提示され、そこに、 [Official Show Site] へのリンクがあれば、そちらに飛ぶと、たいてい [Buy Tickets] ボタンがあって、 [チケットマスター] や下記の独自のチケット予約サイトに行かれます。 [Official Show Site] へのリンクがない場合でも、 [Tickets] の欄に URL が書いてあるはずです。
 [テレチャージ] [チケットマスター] 以外のチケット予約サイトとしては、[リンカーンセンター][ラウンダバウト劇場][シティセンター] などの公式サイトがあります。

 ところで、オンラインで予約する時に割引料金になる場合もあります。
 1つは、 [Playbill On-Line][Playbill On-Line Club] で無料会員になる([Join Our Club] のページで登録)。その上で、 [discount] の文字をクリックすると、 [Our Offers] というページが開くので、そこに掲載されている演目をクリック。飛んだページに書かれてある URL のところに行くと、割引予約が実行出来ます。
 もう 1つ、 [Theater Mania] という割引チケット紹介サイトも便利です(かつて、メールで教えてくださった方がいらっしゃいました。感謝)。 [DISCOUNT TICKETS] というボタンをクリックすると、割引のある作品が出てきます。最終的には、 [テレチャージ][チケットマスター] 等のサイトに飛んでの予約になりますので、信用出来ます(僕も購入経験あり)。

 購入手続き終了後は、予約番号の表示されますので、念のためそのページを保存しましょう。その後、予約完了のメールが届きますので、そのメールと、保存したページの両方をプリントアウトして窓口まで持っていけば、まず安心です。ちなみに、 [チケットマスター] からは予約完了メールは来ませんが、同サイトの [My Ticketmaster] というボタンをクリックすると購入履歴が出て、それをプリントアウト出来ます。
 受け取りは劇場窓口で。購入に使ったクレジットカードを提示します。なお、 [チケットマスター] で購入した場合は公演当日しか受け取ることが出来ません。
 手数料は、扱うサイトによっていろいろですが、だいたい $5.50〜$11.50ぐらいです(変動しますので、都度ご確認を)。

 さて、席の選び方ですが――。

 最高価格は、ORCHESTRA= 1階と FRONT MEZZANINE= 2階の前の方です。
 で、観るのにいい席は、オーケストラの中央(前すぎず後ろすぎず)、か、フロント・メザニンの中央。 2階席も、日本の劇場に比べるとかなりステージに近い。
 オーケストラの左右の端や後ろの方だと、 2階席の張り出しが邪魔になって見えにくいという劇場もありますし、かつての『タイタニック TITANIC』のように、どのオーケストラ席よりメザニンの方が観やすいなんていう場合もあるので要注意(って観るまでわからないのに、どうやって?)。
 この辺は試行錯誤するしかありませんが、[テレチャージ][チケットマスター]のサイトに各劇場の座席表が載っていますので、参考にしてみてください。
 あ、左右のボックス席は避けた方がいいです。また、劇場によっては、 BALCONY= 3階席があります。

 なお、年齢制限や車椅子での観劇については、次の方法で調べてください。
 まず、 [テレチャージ][チケットマスター] のサイトで、観たい作品を探します。
 [テレチャージ] の場合、各作品のページまで行くと(「ABOUT EVENT」のページになっている)、「AUDIENCE」という項目があって、そこに年齢制限のことや、お子様にはオススメ出来ませんとかってことが書いてあります。車椅子については左にある「ACCESS INFORMATION」のボタンでそのページに飛ぶと、詳しく書いてあります。
 [チケットマスター] の場合は、作品リストの各作品の「Show Info」をクリックして出てきたページの「劇場名」をクリック。そこのページに、テレチャージほどていねいではありませんが、車椅子のことも年齢制限のことも書いてあります。
 それらを見る限りでは、車椅子の席の購入は、劇場窓口か電話予約でしか出来ないようです。
 

2) 劇場窓口で買う

 王道です。

 劇場窓口は、だいたいの劇場が左の写真のような感じです。
 ブロードウェイの場合は、平日は朝10時から、日曜は正午から開いています(例外もありますし、オフの場合はこの限りではありませんので、 [Playbill On-Line] 等でご確認を)。

 ブラインドが開いている方の窓口で買います。列が出来ている場合は後ろに並びます(当然っスね)。
 まず、「Hello.」とか「Hi.」とか「Good morning.」とか声をかけます(笑)。
 で、「Can I have 2 tickets for November 29th evening?」と言います。
 「Can I have」が「I'd like」でも、もちろん結構。大事なのは、チケットの数日付です。
 たいてい、ここで日付、及び昼夜の別を確かめられます。「November 29th evening?」てな具合に。
 水・土のように昼夜 2回公演の場合は、マティネー(昼公演)かイヴニング(夜公演)かを言います。ソワレという言い方はあまり聞きません(通じるのかもしれませんが)。

 ここで、原則的な公演時間を書いておきます。

  • 月〜土/ 20:00〜(夜公演 evening)
  • プラス水・土/ 14:00〜(昼公演 matinee)
  • 日/ 15:00〜(昼公演 matinee)
 この内、月曜か日曜が休みというのが普通ですが、演目によっては日曜の夜公演があったり昼公演を増やして週 2日休みなどの場合もありますし、最近は公演開始時間も変則的になっていますので、事前に [Playbill On-Line] で調べて行くか、現地でタイムアウト・ニューヨーク等を買って確認しましょう。
 夏休みやサンクスギヴィングやクリスマスなどアメリカの長期休暇の時期には特別な日程になる場合もあるので、注意が必要(もっとも、劇場窓口の脇には日程表があります。最近は大型のモニターが設置されていて、そこに日程が出ていたりします)。

 希望の日が「Sold out」で別の日について聞く場合は、「How about November 30th?」という要領で。
 希望の日に席があった場合、「何枚か?」と再度確認されることが多いです。「Two?」とか「How many?」とか。で、もちろん、「Yes.」とか「Two.」とか答えます。
 続けて(あるいはいきなり)、「いくらの席がいいか?」と聞かれると思います。英語だと、「What price would you like?」かな。あるいは、「What price?」とか。
 希望の金額を答えてください。金額表は窓口の近くに掲示されています。写真の場合は、 2つの窓口の間にある黒い表がそれです。
 値段にはこだわらずに最もいい席を買いたい時は、「I'd like the best seat(s) available.」と言ってください。場合によっては、向こうが「Would you like the best seat(s) available?」と訊いてくることもありますので、「Yes.」と答えるか、希望の値段、あるいは希望の場所を言いましょう。
 するとコンピュータをいじってから、「ここの席が取れる」と座席表を示しながら教えてくれます。
 その席で OK なら、「OK.」とか「I'll get it (them).」とか答えます。気に入らない場合は、さらに希望を言います。日程に余裕があれば、別の日のチケットを調べてもらってもいいでしょう。後ろに人が並んでいたりすると気になるかもしれませんが、貴重な観劇機会なのですから、納得いくまで粘っても可(笑)。

 クレジットカード、現金、トラヴェラーズ・チェックのいずれかで買います。
 ところで、クレジットカードで買う時に郵便番号を訊かれることがあります。「What is your zip code?」
 「I'm a traveler.」と答えましょう。それで納得してくれるはずです。
 

★割引券を利用する★

 実は、劇場窓口でも、割引券を利用して安くチケットを購入することが出来ます。
 現地に住んでいると、いろいろと割引券入手の機会があるようですが、旅行者でも簡単に手に入れられるのが、前述した [Playbill On-Line][Theater Mania] の割引クーポンです。
 [Playbill On-Line][Playbill On-Line Club] で無料会員になって([Join Our Club] のページで登録)から、その上で、 [discount] の文字をクリックすると、 [Our Offers] というページが開くので、そこに掲載されている演目のところをクリックし、出てくるページをプリントアウトすると、それが割引券になります。
 [Theater Mania] の場合は、 [DISCOUNT TICKETS] をクリックすると、割引のある作品が出てきます。観たい作品をクリックして出てくるページをプリントアウトすれば、それが割引券になります。
 いずれも割引の期間や席の範囲に制限がありますが、購入前に劇場窓口で提示すると、安い値段でチケットを買うことが出来ます。
 

《ヴィジターセンター情報》

 観光客のための総合案内所ヴィジターセンター(午前 9時〜午後 6時)が 7番街沿い、 46丁目と 47丁目の間、パレス劇場の隣の隣、マクドナルドの左側にあります。
 オン、オフ両方のチケットをここで買うことが出来ますが、別途手数料がかかります。
 以前は、劇場窓口でのみ使える割引券を配布していましたが、すでに、なくなったようです。
 

3) tkts で半額で買う

 半額の当日券 tkts で買えます。

 tkts の場所はダフィ・スクエア(タイムズ・スクエアの北側、ブロードウェイ、 7番街、 46〜47丁目に囲まれた中州状態のところ)にあります(改築終了!)。全体が白と赤でデザインされ、 tkts と大きく書いてあるので、すぐにわかります。列は 47丁目側を先頭にして南に伸びています(長くなると折り返します)。

 窓口の開いている時間は、だいたい以下の通りですが、ホリデイ・シーズン等の場合、変更になる場合もあります。こちらの公式サイト情報を確認されることをお薦めします。
 水曜日と土曜日の昼公演の分は当日の午前 10時から午後 2時まで、月〜土曜日の夜公演の分は当日午後 3時から午後 8時まで、そして日曜日の昼夜公演が午後 3時を境に分かれて売られることになり、昼公演は午前 11時から午後 3時まで、夜公演は午後 3時から一番遅く幕の開く演目の上演開始時間 30分前まで売っています。

 どの公演のチケットが買えるかは、売場近くにある電光ボードに出ています。列に並ぶ前に確認しておくのがいいでしょう。
 オフのチケットも出るので要チェック。
 中には半額ではないものもあって、ボードにはそれぞれの割引率も書いてあります。
 直近で tktsに出ていた演目の情報がこちらで確認出来ますので、出かける前に見ておくといいかもしれません。

 ところで、かつてワールドトレードセンターのサウスタワービル(No.2 ビル)にあったダウンタウンの tkts が、回り回って、現在、サウス・ストリート・シーポート South Street Seaport の南でオープンしています。。
 地下鉄の最寄駅は、フルトン・ストリート Fulton St.(2・3、4・5、J・M・Zライン)とブロードウェイ・ナッソー・ストリート Broadway-Nassau St.(A・Cライン)です。
 地下鉄の駅から出て、ガイドブックには必ず出ているショッピング・モール、ピア 17へ向かってサウス・ストリート・シーポートを抜けようとする途中を右に曲がると見つかります。右下のような看板が出ているので、気をつけているとわかると思います。

 窓口が開いている時間は、月〜土曜日の午前 11時から午後 6時まで。日曜日は閉まっています。
 そして、昼公演のチケットは公演前日に売られ、土日の昼公演チケットは当日には売られません
 ミッドタウンの tktsより便利なのは、並んでいる人が少なめなのと、午前中から当日の夜公演のチケットが買えること、そして前述のように翌日の昼公演のチケットが買えること。
 ただし、売りに出るチケットも少なめなようです。

 この他にブルックリンにも出来ましたが、行ったことがありません。公式サイトでご確認を。

 tkts での支払いは、原則、現金クレジットカードトラヴェラーズチェック、そして、独自に発行しているギフトカードが使えますが、オフの場合、現金のみということもありますので、ご注意を。チケット代の他に手数料が$4(2012年 9月現在)かかります。
 

4)以上の方法で買えなかった場合

 さて、チケットが売り切れの場合は原則的には観られない。
 それでもなんとかして観たい!という時に試してみるべきチケット入手法を以下に挙げます。

A)いくら払ってでも観たい場合

 正価の 2、 3倍の出費を覚悟するなら、その旨を告げて旅行代理店やホテルのコンシェルジュ、チケット・エージェントに頼むという手があります。おそらくは日本で言うところのダフ屋経由で、たいていのものが手に入ると思われます。
 ただし時間的余裕は必要ですから、早めに頼んでおくにこしたことはないでしょう。

B)余分な金は払わずに観たい場合

 そんな虫のいい方法が実はある。ただし、必ず手に入るかどうかはわかりません。時間のムダで終わる可能性もあり。でも、どうしても観たいのなら試してみる価値はある。

 まずは、キャンセル待ち
 予約がキャンセルされた当日のチケットが劇場窓口で売り出されます。キャンセル待ちの列が出来るような劇場では、それ用に仕切りをしてあったりします。何時頃から売り出されるかは決まっていませんが、夜の公演の場合、 5時頃から列が出来るようです。もちろん、朝から行って並んでおくということも可能です(笑)。マティネーの場合は窓口の開く10時から並んでいる人がいます(各作品の公式サイト等に情報が載っていることがありますのでチェックを)。
 どこに並んだらいいかわからない時は、窓口で、「Where's the cancellation line?」と聞いてみましょう。
 並んでいると、「Next!」と呼ばれて、順番に売ってもらえます。値段は定価。
 ハラハラしますが、案外手に入るものです。

 次は、立ち見席
 演目によっては、立ち見席があります。値段は安い。
 こちらは劇場窓口で当日朝から売っています。
 観たい演目の立ち見席の販売があるかないかは窓口で聞いてみてください。
 「Do you have standing tickets?」

 その他に、ラッシュ・チケットと呼ばれる特別なシステムの当日券を売っている演目もあります。
 入手方法は抽選です。配られたカードに名前とチケット枚数を書いて回収容器に入れ、約 30分後の抽選で名前を呼ばれたら、窓口で ID カード(パスポート、国際免許証等)を提示して購入します。
 こういう情報は、[Playbill On-Line] の [Broadway Rush and Standing Room Only Policies] なんていうページに載っていたりしますので、要チェックです。
 

 以上、レッツ・トライ!

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チケット購入計画実用編

 以上がチケットの入手方法ですが、初めに書いたように、特に人気の 2、 3本以外はニューヨークに着いてから劇場窓口で買え、その内の大半は当日 tkts で半額で買えます(ただしクリスマスなどの特別な時期は除く)。
 そういう事実を元に、現実的なチケット購入のシミュレーションをやってみましょう。

 例えば僕の 2009年 2月 20〜 25日のニューヨーク行きの場合。

 まず、日本にいる間にオンラインのディスカウントが出ているものをいくつか買います。今回は、オンの新登場作、『僕の人生の物語 THE STORY OF MY LIFE』『ガイズ・アンド・ドールズ GUYS AND DOLLS』等を。オフのものも、『この美しき街 THIS BEAUTIFUL CITY』『ディア・エドウィナ DEAR EDWINA』は日曜午前 11時の公演なので当日の半額購入は無理。オンラインのディスカウントが出ていたので、これも買いです。
 次いで、現地で半額で買える可能性があるが(こちらで確認)、「Playbill On-Line Club」の割引も出ているものは、念のため、該当ページのプリントアウトを準備しておきます。

 で、到着してからは、こんな風です。
 利用しているコンチネンタル便は夕方着なので、チェックインしたら、とにかく tkts に急ぎます。今回失敗したのは、『パル・ジョーイ PAL JOEY』の割引プリントアウトを持っていかなかったことです。ぎりぎりの時間だったので、もう半額チケットが売り切れでした。仕方なく劇場窓口で正規料金で買いました。まあ、その分とてもいい席だったのですが(笑)。
 あと、到着後にプレヴューの始まった『ウエスト・サイド物語 WEST SIDE STORY』は、様子を見ていましたが半額が出そうにないので、劇場窓口で観劇の 2日前に買いました。
 ずっと半額の出ていた『エンター・ラフィング ENTER LAUGHING』も、観ようと思った月曜に限って tkts の掲示板になかったので、まっすぐ劇場に行って、「Playbill On-Line Club」の割引のプリントアウトを提示して、劇場窓口で割引で買いました。
 今回、結局 tkts で買ったのは『フォビドゥン・ブロードウェイ:リハビリに出る FORBIDDEN BROADWAY: Goes To Rehab』だけです。もっと早めに並べば買えたかも、という演目もありましたが、その辺は運もあるので何とも言えません。

 もっとも、経済的に余裕があるなら、予約でいい席を早めに確保しておくに越したことがないのは言うまでもありません。そういう人はこのガイドを読んでも意味ないですね(笑)。

(11/24/1997)
(last revised 3/20/2013)

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